【R30】僕らがフリージャーニー

会社に縛られず好きな仕事で自由に生きたいアラサーひとり起業の「準備」ブログ

僕の「お金ブロック」が外れた瞬間

ジンジンと
照り返す太陽..
 
 
乾いた地面..
 
 
摂氏39度..
 
 
延々と続く
クルマの渋滞..
 
 
ブラウンの肌..
 
 
ホコリを被った黒い髪..
 
 
騒ぐリキシャの運転手..
 
 
ツンと鼻を裂く、
生ゴミの臭い..
 
 
鳴り止まないクラクション..
 
 
密集した人の往来..
 
 
左手のない老婆..
 
 
人々の視線..
 
 
2012年、
 
 
日本からは
3000マイル離れた
亜熱帯の土地。
 
 
 
 
その国で
2年間を過ごしました。
 
 
簡単に紹介すると、
 
 
・インドの東側に位置
 
・北海道の約2倍くらいの面積
 
ベンガル語が現地の言葉
 
・英語が通じるのは3割ほど
 
・外を走る車の7割は日本の中古車
 
イスラム教徒が90%以上
 
・主食はお米、カレー
 
・渋滞が世界ナンバーワン
 
・人口密度も世界一
 
 
こんな感じで、
 
 
ある時までは
世界で1番の貧民国と
言われていた国です。
 
 
そこで
レストランのシェフとして
働いていた時..
 
 
当時にもらっていた
お給料の額は
日本円で10万円ほど。
 
 
「少ない?」
 
 
と、思うかも知れませんが..
 
 
実は、
 
 
かなりの大金です。
 
 
というのも、
 
 
大学を出た人の
初任給の金額は
 
 
 
「1万2千円ほど」
 
 
大人になって
村から出てきた
学歴のない人だと
 
 
5、6千円くらいの
給料は当たり前です。
 
 
しかも、
 
 
日本では
考えられないくらい
即、
 
 
「クビ」
 
 
にされます。
 
 
ある時に
日本語が話せる
オーナーに
 
 
「なんで直ぐクビにするのか?」
 
 
「教育すればいいじゃないか?」
 
 
そのように
聞いてみたところ..
 
 
「人が沢山いるから」
 
 
「育てるより」
 
 
「次を探した方が」
 
 
「早いから」
 
 
何となく、
納得してしまいました。
 
 
で、
 
 
気分転換がてら、
見学がてら、
 
 
近所の大通りを
歩いていた
ある日のこと。
 
 
外に出ると
僕らは外国人です。
 
 
特に、
 
 
白色人種、
かなり目立ちます。
 
 
そして、
 
 
日本では
信じられないほど、
 
 
ホームレスの集団がいます。
 
 
その多くは
子供と老人です。
 
 
あとは、
 
 
手や足がない方も
頻繁にいます。
 
 
そんな方達の
近くを通るたびに
 
 
「ボス..」
 
 
「ボス..」
 
 
「お願いです..」
 
 
「お金をください..」
 
 
こんな風に
現地語で懇願されます。
 
 
彼らは
外国人が裕福なのを
知っています。
 
 
学歴のある
若いヤツの
年収くらいの額を
僕も1ヶ月でもらっています。
 
 
ちなみに、
 
 
主な移動手段は
 
 
・タクシー
 
・リキシャ(人力車)
 
・バス
 
 
電車もあるには
有るのですが..
 
 
あまり実用的では
ありませんでした。
 
 
「世界の車窓」
 
 
などで、
走る電車の屋根に
人がドヤ顔で座っている
映像が流れています。
 
 
あんな感じなので、
車内は人で
ごった返しています。
 
 
で、
 
 
移動するのに
どれくらいの運賃が
かかるのかと言うと、
 
 
タクシー:50円〜
 
リキシャ:10円〜
 
バス:10円
 
 
こんな感じです。
 
 
バスに乗って
大体20kmくらいは
15円ほどで行けます。
 
 
で、
 
 
話を元に戻します。
 
 
ホームレスのお爺さんや
小さい子どもを抱えた
女性の方に、
 
 
毎回タカられます。
 
 
そして、
 
 
5円とか10円くらいの
額を渡していました。
 
 
そして、
 
 
ちょっと面白いんですが、
人間も慣れてくるようで..
 
 
何度も渡すうちに
 
 
「もっと下さい」
 
 
こんな風に言ってきます。
 
 
「なんで?」
 
 
一応、
理由を聞いてみました。
 
 
すると、
 
 
「お前は外国人で」
 
 
「お金持ちだから」
 
 
その様に答えました。
 
 
「はぁ?!」
 
 
若干イラっと
来たりもしたのですが..
 
 
その時は
50円くらいを
渡したと思います。
 
 
で、
 
 
この時に
 
 
初めて、
お金というモノについて
真剣に考えてみました。
 
 
そして、
 
 
意外にも悩みました。
 
 
というのも、
 
 
ホームレスの人たちに
お金を渡すのは
全然構わなかったです。
 
 
だけど、
 
 
「何も解決になってなくない?」
 
 
そんな疑問が湧いてきました。
 
 
しかも、
 
 
通るたびに
値上げを要求してきます。
 
 
只でさえ、
暑くて人が多くて
むさ苦しい環境の中で
 
 
流石にシャクに触ります。
 
 
彼らを救いたいとか
そんな綺麗ごとを
考えたりは無かったですが..
 
 
「解決に結びつく方法が」
 
 
「あるとしたら..」
 
 
「それは何だろうか?」
 
 
そんな感じで
頭に質問が浮かびました。
 
 
「もし、」
 
 
「お金が沢山あったら..」
 
 
「何か出来るんだろうか?」
 
 
そんな風にも考えました。
 
 
そして、
ある答えが出てきました。
 
 
「あぁ..」
 
 
「だから..」
 
 
「学校作ったり」
 
 
「寄付をしたり」
 
 
「成功者の人がするんだ..」
 
 
正直に告白すると..
 
 
この時より前までは、
 
 
ボランティアとか
社会貢献する人とかを
見るたびに
 
 
「カッコ悪い..」
 
 
「ダサい..」
 
 
そんな考えしか
持てていませんでした。
 
 
大企業の社長や芸能人が
難民のサポートする姿を
目にしては、
 
 
「偽善だよ..」
 
 
「パフォーマンスでしょ..」
 
 
「お金持ってるからだよ..」
 
 
全てが間違いでは
ありませんが、
 
 
カッコ悪かったのは
自分だと思いました。
 
 
「百聞は一見にしかず」
 
 
今までの信念が
一気に引っくり返るような
パラダイムシフトが起きました。
 
 
この瞬間から、
 
 
「お金を持つ=影響力」
 
 
「お金を持つ=選択肢が広がる」
 
 
「お金を持つ=エネルギーを渡せる」
 
 
こんな信念に
変わって行きました。
 
 
 
追伸:
「お金のブロックを
 
 
「外せた」
 
 
「最大の要因は何か?」
 
 
バングラデシュにいた事も
要因としてありますが..
 
 
一番の要素は、
 
 
「質問の種類が」
 
 
「無意識に」
 
 
「変わったから」
 
 
だったと思います。
 
 
実は、
 
 
私たちが潜在意識で
脳に命令している
質問の多くは、
 
 
「失敗」
 
 
「不幸」
 
 
「人間関係の悪化」
 
 
こんな結果を簡単に
引き起こしてしまいます。
 
 
この質問の種類を知って、
普段から意識するだけで
 
 
自分から希望や
モチベーションを発動できたり
 
感情や行動が崩れにくい
人生を送ることが可能です。
 
 
こちらで詳しく紹介しています。
 
断捨離よりも効果的な「質問の種類」: