【R30】僕らがフリージャーニー

会社に縛られず好きな仕事で自由に生きたいアラサーひとり起業の「準備」ブログ

派遣でオチメ続きの私に最大のチャンスがやってきた(その3)

大人になったら..
 
世界中を飛び回って..
 
色んな国の人と
コミュニケーションが出来る..
 
様々な場所に友達がいて..
 
毎日が楽しくて..
 
素敵なパートナーがいて..
 
いつでも欲しい物を手にいれる..
 
子供の頃に
 
「僕が大きくなったら」
 
これを想像すると、
 
今の現実よりも
遥かにクレイジーでした。
 
 
(前回からの続きです)
ズタボロ人生に最大のチャンスがやってきた(バングラ2)
 
突然に訪れた
 
心の中では
 
「一旦、考えてみよう」
 
「いや、かなり難しいんじゃないか」
 
「だって行ったこと無いし..」
 
これまで出会った誰よりも
目上の存在..
 
物流会社の社長に対して、
どんな言い訳をしようか?
 
自然に考えてしまっていました。
 
が、
 
ふと、自分の過去を
振り返ってみました。
 
正確には、
 
ほんの一瞬。
 
ほんの僅かな数秒の間に
 
自分の過去を
振り返ることが
何故か出来ました。
 
「これまでに..」
 
「こんな大きなチャンス..」
 
「巡り会えただろうか?」
 
何故、振り返ることが出来たのか?
 
9割は不安だった
バングラ行きの話。
 
でも、1割はワクワク。
 
心の奥に..
 
興奮してドキドキしている
自分がいることが
何となく感じられたからです。
 
咄嗟に考えました。
 
僕は、
 
英語圏じゃなきゃ駄目なのか?」
 
「日本を出てみたいんじゃないのか?」
 
バングラデシュだって海外じゃないか?」
 
「海外暮らしに挑戦してみたかったんじゃ?」
 
「断って今のまま過ごすか?」
 
(仕事と居酒屋とパチンコ屋..)
 
結果として、
 
オーストラリアだって、
中国だって、
同じ海外。
 
日本を飛び出して見ることには
変わりないだろう..
 
そう結論付けました。
 
次に、現実の問題。
 
クリアしなければいけない
課題が2つありました。
 
1つは借金の存在。
 
「200万..」
 
「重たいな..」
 
「でも行きたい..」
 
さすがにこの時は
解決方法に
辿り着けませんでした。
 
生活費がいくらかかるか?
 
日本にお金を送れるのか?
 
考えても分かりませんでした。
 
とはいえ、
 
「12万の給料」
 
これが出ることには
変わりない。
 
分からないけど..
 
後から考えてみよう。
 
ウヤムヤでしたが、
そう結論づけました。
 
2つめの問題が
パートナーの存在。
 
恋人。
 
僕は東京の江戸川区
小さなアパートを借りていて
年上の彼女と同棲中。
 
付き合い始めて
1年と9ヶ月。
 
「あぁ..」
 
「どうしよう..」
 
「嫌がるだろうな..」
 
「家賃とか半分ずつだし..」
 
「置いてくことになる..」
 
「独りぼっちにさせる..」
 
「でも..」
 
自分の未来を
考えてみました。
 
1年間は帰ってこれない..
 
けど、
 
この時、28歳。
 
先のことは
分からないけど。
 
まだまだ何十年も
生きていくのは必須。
 
自分の将来と
彼女を1人きりにさせること..
 
天秤にかけてみた時..
 
「言ってみて..」
 
「もし駄目だったら..」
 
「別れることも考えよう」
 
自分の未来を優先させる
決断をしました。
 
「よし」
 
「今すぐ伝えよう」
 
社長から話をもらってから
10分ほど。
 
休憩は既に終わり。
 
「スタスタ」
 
倉庫の作業現場..
 
白灰色のコンクリート..
 
「ガチャ」
 
事務所の扉を開けて
 
「社長はどこにいますか?」
 
社員の方に声をかけます。
 
「え?」
 
「社長?」
 
アルバイト同然の
契約社員が社長を呼び出し。
 
不思議そうに僕を見つめます。
 
「社長室にいると思うけど」
 
中小企業の社長室。
 
白いパーテーションで仕切られた
急ごしらえの部屋。
 
トントン
 
「失礼します」
 
「お!中嶋くんか」
 
(ドキドキ)
 
「先ほどの話..」
 
「正式に受けたいと思います!」
 
 
おわり
 
 
追伸:
 
社長にGOを申し出た後。
 
その日中に
彼女にバングラ行きを
伝えました。
 
いきさつを話した時は
かなり怪訝な顔をしてました。
 
「正直..」
 
「行って欲しくない..」
 
「でも..」
 
「しんちゃんは」
 
「行くだろうね」
 
直ぐに心を向かせるのは
難しかったでしょうが、
 
最終的には
応援してくれました。
 
これは
更に後日談ですが..
 
僕の居ない1年間。
 
アパートに住み続け、
 
日本への送金などで
借金の返済手続き。
 
食品やお菓子を
バングラまで送ってくれたり。
 
すべて彼女がしてくれました。
 
このブログを書いている時点では
もうお別れしていますが、
 
本当に感謝です。
 
お読みいただき、
ありがとうございました。